2010年3月 5日
審美改善のための 歯肉移植(CTG)
以前 インプラント埋入した患者さまです。
いろいろな諸事情により いよいよ2次オペになりました。
ただし以前の骨欠損の状態により
歯肉を太らせたほうが 審美的に良好となるため、
歯肉改善のヒーリングキャップを装着する前に
歯肉移植(CTG)を行う事にしました。
上あごの内側から歯肉を採り、インプラント部分へ
歯肉移植を行い 歯肉を太らせ厚くすることに。
その後、ヒーリングキャップを装着し、仮歯へ...
仮歯を付け 歯肉のコントロール後、
最終補綴物を装着します。
術前
矢印の部分の歯肉が薄く、この状態で最終補綴物を装着すると
歯肉が下がってくる可能性があります。
仮歯が浮いているように見えます。
仮歯除去時
歯肉の高さはありますが、幅がなく薄い歯肉の為に 唇側が凹んでいます。
内側の矢印の部分から 歯肉を採取します。(右の写真下の矢印部分)
移植部位拡大写真
矢印の部分の歯肉が薄く凹んでいます。
ここに移植片を入れ、太らせ歯肉の状態を改善させます。 ![]()
(バイオタイプの変更)
移植片採取部位(供給側)&移植片
表面の歯肉を残し、内部から結合組織を採取します。
採取後、コラーゲンを入れ縫合した状態。(左写真)
採取した移植片(右写真)
![]()
移植後の状態(受容側)
移植片を歯肉の内部へ挿入し、歯肉を厚くしています。
矢印の部分が厚くなり、左右差がなくなっています。
移植後 全体写真
凹みがなくなり、なだらかになっています。
手術後
仮歯との隙間が少なくなり、歯肉の左右差が消え 歯肉からの立ち上がりが良好です。
この状態で、歯肉が落ち着くのを待ち
ヒーリングキャップを装着していきます。
2010年3月 3日
歯根破折から 全体治療へ
奥歯が割れており 抜歯することになった患者さまです。
抜歯する前に その抜歯部位をどのように修復していくかを
クリニカルコーディネーターと相談され
インプラント治療を選択されました。
しかし 全体的に 歯列不正があり
インプラント治療を先に行ってしまうと
あとで 矯正した際に邪魔になってしまう事があることを説明
ご理解いただき
『せっかくなので歯列不正も改善します。』
という事で 矯正治療+インプラント
の治療プランを選択されました。
できる限り早く という事で
デーモンで 治療することに。
ある程度 歯列が整列した4ヶ月後
インプラントオペの予定です。
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![]()
左下臼歯部(右写真:画面右手奥歯)にインプラント埋入予定です。
途中結果を また ご報告させていただきます。
2010年2月28日
ソケットリフト&リッジエキスパンションハンズオンコース
今日は日帰りで金沢に行ってきました。
インプラテックス社主催 七尾市開業 室木先生の
『Piezosurgeryを用いた新しいソケットリフト法
およびリッジエキスパンションハンズオンコース』
を受講しに。
この室木先生 上顎洞前壁から内視鏡を入れ
ソケットリフトがどのように行われ、術中の状態確認を
昔から行っていたのです。
その情報を 知っていたので 遠く金沢まで飛んできました。
模型でどのようになるかは 知っていますが
生の画像を見てみたかったので。
実際受講してみて 最高でした。
様々なケースを 提示してくださり
かなり参考になりました。
実際の挙上中の状態・埋入中の状態・出血の状態・穿孔の状態などなど
実際のオペ中に 上顎洞粘膜がどのように変化しているか
イメージして埋入することが可能になり かなり有用なセミナーでした。
ピエゾについても 再確認することができ
さらに使用していかなければな と 感じました。
3月も インプラントのオンパレード
がんばっていきますぞ!!
学んだことは即実践へ!!
知識を活用していかないと
無駄になってしまいますから。
2010年2月27日
いよいよ ラスト!!!!!!!!!
いよいよ 2月最後の 勉強会
長かった...
明日 朝一の飛行機で金沢に飛んできます。
『Piezosurgeryを用いた新しいソケットリフト法
および リッジエキスパンジョンハンズオンコース』
を受講してきます。
日帰りで 大変ですが
インプラント治療のさらなる勉強のために
がんばってきます。
2010年2月15日
AOIS 2月例会
この忙しい中、勉強会で 発表担当になっており
今宵 仕事終了後 発表してきました。
休みがなく 準備が大変。
忙しい中での スライドの用意
こんなに大変なことはないですね!
がんばったおかげで
結構 反響は良かったです。
やはり、発表があることを考え 治療を日々
行っていると 身が引き締まりますからね!
一つ一つのケースを 熟考しながら
ベストのケースへと 導こうと努力していきますから。
日々 努力ですね!!!
2010年2月14日
"サイナスアプローチ"日韓合同セミナー
朝一の飛行機で 大阪に飛び
国際会議場 グランキューブで行われた
”サイナスアプローチ” 日韓合同セミナー
に参加してきました。
まずは、韓国のDr.Young Ku Heoによる
Seif-Compaction & CMI Fixation Technique for successful Sinus Implantation.
Using Sinus-Quick implant & SCA kit.
(上顎へのインプラントを成功させるためのセルフコンパクション&CMI固定テクニック。
Sinus-QuickインプラントおよびSCAキットを使用して。)
コンセプトが単純明快で 今まで聞いたことのなかった内容でした。
一度、韓国へ 話を聞きに行こうかと...
そして次にProf.Baek Soo Leeによる
Sinus Lift Technique and the Solution of Complications
(サイナスリフトのテクニックとその合併症および対策)
上顎洞粘膜が破れた際のリカバリー方法や
撤退すべき状態の説明など 開業医向けの内容でした。
昼食後
インプラント治療を始めたころにお世話になった
広島で開業されている 横山道隆先生 による
”ソケットリフトとサイナスリフトの長期症例より学ぶ。
~過去の経験から現在行っている術式を紹介する。”
以前聴講した内容が さらにバージョンアップした内容
最新の器具・機材を駆使し 非常に勉強になりました。
最後に 普段 勉強会でお世話になっている
中島 康先生による
”インプラントの合併症とその対策”
実は、一番参考になりました。
メンテナンスがいかに重要かということと、
その後のフォローアップについてでした。
さあ、あと残り2つ
勉強強化月間!!!
勉強会がんばりますよ!!
2010年2月10日
矯正治療 そして 歯根破折から インプラント治療へ
神経がだめになると、どうして避けられないのか...
歯根破折!
全顎的な矯正治療が終了し、定期健診となった患者さまが
久しぶりに来院。
その部位を見てみると、嫌な歯肉反応が...
術前
矯正治療中のブリッジの支台歯。根管治療が施されています。
再初診時
矢印に部分に黒い骨吸収像が
確認できます。
再初診時 歯科用CT画像
左上の部分の画像で頬舌側の
骨吸収像が確認できます。
抜歯直後
下歯槽管に近接する
骨吸収像が確認できます。
右側第一大臼歯相当部
歯科用CT画像
エベレストのような尖った骨頂を
呈しているのが確認できます。
右側第二大臼歯相当部
歯科用CT画像
タコつぼの様な骨吸収像が確認できます。
この状態で インプラントを埋入しても
支持骨がほとんどありません。
右側第一大臼歯相当部
インプラント埋入後歯科用CT画像
右側第二大臼歯相当部
インプラント埋入後歯科用CT画像
下歯槽管2ミリ上方に埋入されています。
埋入後レントゲン写真
2本のインプラントが平行に埋入されています。
第二大臼歯部分は骨吸収が改善できていないので、骨造成も行いました。
この後 3か月ほど待ち 型取りをしていきます。
2010年1月29日
インプラント で 歯根破折・骨吸収からの復活へ
かなり昔に全顎治療が終了した患者さまです。
歯肉が腫れたと 久しぶりに来院。
歯周病患者ではないけれど どうしたのかな?
お口の中を見てみると 『あれ!確かに...』
歯の根尖相当部が腫れていました。
以前治療し 定期健診の時にも 問題無なく 機能していたのに
どうしたのでしょう?
とりあえず 再根管治療してみることに。
術前レントゲン
レントゲン拡大写真
同様に矢印の部分に黒い骨吸収像が確認できます。
歯科用CT 術前
歯の近心根に黒い骨吸収像がはっきり確認できます。
歯科用CT 抜歯後
結果、歯根が割れていたので抜歯。
頬側の骨がかなり吸収していました。
歯科用CT オペ直前
抜歯部位の高さ・幅・ボリュームが
なくなってきています。
インプラント埋入後
顎骨内にインプラントが埋入されています。
歯科用CT インプラント埋入後
顎骨内 中央にインプラントが埋入されています。
下歯槽神経を避けるように埋入されています。
この後、2カ月待ち 型採りをし
上部構造(歯)が装着されます。
2010年1月26日
歯根破折を インプラントでリカバリー
『前歯が外れた』 と来院
審査・診断をすると 唇側の歯根にひびが...
よく見てみると 歯肉にぷくっと腫れがありました。
多分 以前から 割れ 化膿していたのでは?
結果 保存不可能なので 抜歯することに。
コンサルの後に ブリッジではなく インプラント治療へと移行しました。
術前
左側側切歯が無くなっています。
術前 拡大写真
歯根に沿って 歯肉が赤黒くなっています。
右の写真 矢印の部分にひびが確認できます。
術前 レントゲン・歯科用CT
コア(心棒)ごと外れた事が確認できます。
CT右上画像で唇側の骨に破折している部分が確認できます。
抜歯後・オペ前直前
抜歯した部分が 歯肉で覆われています。
右写真で矢印の部分 唇側の骨が吸収しています。
粘膜反転写真
唇側の骨がV時に吸収しています。
右の写真で唇側骨が凹んできているのが確認できます。
インプラント窩形成・埋入写真
左の写真で骨幅・歯間中央にインプラントホールが形成されています。
右の写真では 隣在歯との位置関係とチェックしています。
インプラント埋入後
左の写真では骨の薄い部分にクラック(ひび)が確認できます。
右の写真では近遠心・頬舌側 理想的な位置に埋入されています。
骨造成
矢印の部分に骨代用物質が置かれ、インプラントをカバーし
ボリュームアップしているのが判ります。
メンブレン設置後
チタンフレーム補強型メンブレンで骨造成した部分を被覆し
粘膜から造骨した部分を隔離します。
粘膜縫合時
オペ直前時と比べ唇側の高さが復活してきています。
粘膜縫合時 咬合面
唇側歯肉・骨幅のボリュームがアップしています。
埋入後レントゲン写真・歯科用CT
骨内に埋入された像が確認できます。
歯科用CT右上の画面でメンブレンに守られた骨造成部分が確認できます。(矢印部分)
約4か月 この状態で骨の成熟を待ち
二時オペへ移行します。
2010年1月 7日
細い骨への インプラント埋入
左側の上下臼歯部ブリッジ部分に、食べ物が詰まり
嫌な匂いがする という事で、ブリッジ再製ではなく
インプラントを選択した方です。
本来であれば このようなケース
虫歯では無い 健全な天然歯を削ることなく
そして、インレーブリッジなどではなく
インプラントがファーストチョイスではないでしょうか!
削ってしまったら元に戻りません!
とりあえず、入れ歯でもよかったのではないでしょうか!!
では、今回のケース!!!
術前レントゲン
左側(画面右側)上下にブリッジが装着されています。
術前 歯科用CT
CT画像を見ると頬舌側の幅(矢印で挟まれた部分)が足りません。
術後レントゲン
左側上下のブリッジが外され下顎にインプラントが埋入されています。
術後 歯科用CT
矢印で囲まれた部分 右の矢印の部分に
造成した骨代用物質が確認できます。
細い骨幅を改善するために
リッジエクスパンジョン(骨を割り、幅を広げる方法)を
しようとしましたが、途中 骨が骨折したため 術中 従来通りの骨造成に変更しました。
この後 3か月ほど骨ができるまで待ちます。
2009年12月18日
素晴らしい SimPlant® Crystal
今日もかなり忙しかった一日でした。
もちろん アポイントに空きがなかったのですが
お昼の休憩時間に 会計士と 年末調整のことやら今年最後の雑務
夕方の休憩に コンピュータソフト会社の方の 来院
今日の休憩消滅 なし!!!!
ただ、高いソフトの導入!
2002年に導入した SimPlant®の最新バージョン
SimPlant® Crystalのセットアップがあり ちょっとワクワク。
ただし、バージョンアップなのに 最新ソフトで別物ということでほぼ定価
若干は プライスダウンしてくれたのですが...
以前、SimPlant®を使用していたのですが
手術の回数が増え 経験を積んでくると 難症例に使用せずとも
おおよその環境や 位置 埋入する際のブレ などがなくなり
ソフトを使用せずに 容易に手術ができるようになってきたのです。
もちろん、以前のバージョンは 近くのCTセンターへ撮影しに
足を運んでいただかなければならず、
複数本の難症例にしか使用できない 高コストのソフトでした。
年々 埋入本数が増え 近くのCTセンターへ足を運んでいただくのも悪く
手術直後に 確認もしたかったので
数年前 歯科用断層撮影レントゲン装置を導入する事になりました。
以前に使用していた この断層レントゲンで サイナスリフトやソケットリフト 下歯槽管に近い
場所などの審査診断が容易になり ソフト自体を使わなくなっていったのです。
ですが、今回発売の SimPlant® Crystal
このソフトがすごいのです。
当院にある歯科用CTのデータがそのまま使用でき
以前のように データ変換をコンピュータ会社にお願いすることも無く
自由自在に扱えるようになったのです。
つまり コスト削減!!
シンプルなケースにも コストを考えずに使用することが可能になったのです。
ソフト自体は 高いんですけどね!!!
そして、
ドクターが埋入したいと考える場所に
骨造形模型を作成し サージガイドも作ることが可能になりました。
ちょっと高いんですが。
これを使うことにより より安全・よりスピーディーに手術が可能となります。
年明け 手術の患者さまより 使用していく予定です。
使用結果を、後日 ご報告させていただきます!!!
2009年12月16日
抜歯即時 で フラップレスインプラント
先週まで 学会報告のため忙しく
インプラントの報告をあまりしていなかったので
久しぶりに報告させていただきます。
今回のブログは7月17日に 紹介したケースです。
15年前に奥に2本 インプラントがすでに入っています。
インプラントの前に残根が確認できます。
術前側方 術前咬合面
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粘膜を切らずにインプラントを埋入しました。
術後一週間の状態、歯肉の状態は良好です。
術後1週間 側方 術後1週間 咬合面
上部構造をセットした状態です。
以前のインプラントはネジ止めの為、審美的ではありませんが
今回埋入したインプラントは セメント固定のため
天然歯と比較しても それかわかりにくいですよね!!!!
術後 側方 術後 咬合面
ロゴマークの上の歯が ロゴマークの左が
インプラントによって修復されました。 インプラントによって修復されました。
来年度より 歯科用CTをさらに有効活用した
ガイデットサージェリー(より安全なガイドを使用した手術)を
始めて行きます。
後日、より詳しく ご報告させていただきます。
お楽しみに。
2009年12月13日
アクティブメンバー会議
本当に疲れました...
午後一の発表 かなりのプレッシャーでした。
午前 パート1 4名発表 パート2 同じく4名発表
午後 5名発表 の 一番手でした。
終了後 即 皆さん地元へ帰るために
時間がありません。
そんな中 、お昼のお店に迷い 時間がなくなり
全員が集まる前に 発表開始!!
司会の先生から まいてくださいと。
ラッキー?それとも 残念????
とにかく すぐにスタートし あっという間にプレゼン終了!!!
様々な 質問がありましたが、私になって勉強になることも。
今度は 3月 また発表しようかな?どうしましょう?
2009年12月12日
第15回CID Club総会 & 忘年会
今日は 第15回CID Club総会のため
京都に来ています。
中学の修学旅行以来なので25年ぶりですかね。
駅に降りて びっくり!!!
あまりに 京都の雰囲気が変わっていたので...
まずは 駅ビル むちゃくちゃきれいですね!!!!
と、観光はここまで...
駅ビル隣の建物で 総会がありました。
お昼 13時から 夜 18時まで
北は北海道 南は九州 日本全国から歯科医師が集まり
今回は時間がタイトだったので 休憩なしで
あっという間に終わってしまったような...
18時に終了後 ホテルにチェックイン
その足で 忘年会のため 祇園へ
中村楼 という 料亭で忘年会があり
舞妓さんも登場で かなり盛り上がりました。
かなり飲まされている先生もいらっしゃいましたが
私自身は明日発表があるのであまり楽しめず...
今度は 発表のない時に またぜひ行きたいです。
現在 24時ちょい前...
明日に向けて 早く プレゼンを 仕上げねば...
こんな雰囲気の場所なのに
ある お店の通りです。
さて、何のお店の通りでしょうか!!!
2009年9月29日
歯が入りました!!
先日紹介したケースです。
上部構造が入りましたので報告までに...
≪術前≫
≪インプラントオペ後≫
フラップレスで手術した為、切開線がありません。
≪上部構造セット後≫
オペ後 期間があきましたが上部構造が入りました。
これからのブラッシングが大事です。おいしいものたくさん食べてくださいね!
2009年9月28日
上顎洞挙上術(サイナスリフト)
右上の第一大臼歯が残根の為 抜歯した患者さまです。
奥の歯がなく、ブリッジにできないので
義歯かインプラントの選択しかなく 両方の説明をさせていただき
インプラントを選択されました。
ただし、通常のインプラントと同様に ただ埋入する という事は出来ない為
上顎洞挙上術(サイナスリフト)の併用も説明させていただきました。
≪術前レントゲン≫
インプラント埋入部分(矢印の部分)の骨幅が2ミリ程度しかありません。
≪術後レントゲン≫
インプラントが埋入され 周囲が代用骨によって
白くドーム状(矢印の部分)になっているのが確認できます。
なんとなくわかりますかね?従来のレントゲンの確認はこのくらいの画像です。
≪術前歯科用CT≫
インプラント埋入部位の上顎骨が薄い状態(矢印の部分)です。
≪術後歯科用CT≫
左の矢印の部分の骨をピエゾサージェリーで削除し
上顎洞粘膜を挙上後、骨代用物質を填入しインプラントを埋入した画像です。
自家骨にしっかりとサポートされ軸も良い方向に向いていることが確認できます。
従来のデジタルレントゲンと比べても 明らかに違いがわかるかと思います。
歯科用CTを導入する前は 2次元の断層画像を使用していましたが
いかんせんポジショニングが難しく 再撮の必要がありました。
今年 歯科用CTを導入してからはストレスフリーとなり
術前 術中 術後 容易に撮影することができるようになりました。
現在主流となっているデジタルレントゲンと歯科用CTを比較すると
比べ物にならないかと思います。
(術後レントゲンの白いもやもやと術後歯科用CTの明確な画像を
比較していただくと明らかに違いがわかるかと思います。)
今となっては 必須アイテムですね!!
ぜひ、インプラント治療は歯科用CTを備えている病院を
受診する事をお勧めします。
患者さまの安全のために 高価な機械を導入しているわけですから。
アバウトな治療ではなく 明確な治療をお勧めします。
2009年9月24日
最近、載せていなかったので...
ここ最近、忙しく ブログの写真掲載も少なかったので
インプラントを更新させていただきます。
今回のケースは、お盆明けに埋入したケースです。
前歯のブリッジが外れ、久し振りに来院
残っていた歯根が残根状態&ひびが入り 保存不可能となっていました。
他の天然歯を削って ブリッジにするか、インプラントを埋入して単独修復するか相談し、
結果 インプラントで治すことにしました。
≪術前≫
ロゴマークの下の前歯のブリッジが脱離しています。
≪術前レントゲン≫
矢印の部分の歯質が虫歯になりほとんど残っていません。
≪抜歯後2カ月:オペ直前≫
矢印の部分が抜歯した部位です。
唇側の矢印部分に骨吸収が見られます。
歯肉弁を作り、反転させると 残根の部分の骨が
歯根のひびに沿うように消失していました。(矢印の部分)
抜歯下の部分に骨欠損が確認できます
(左の矢印の部分)
≪インプラント埋入後≫
矢印の部分に埋入したインプラントが見えています。この部分を骨造成します。
矢印の部分の唇側骨吸収が確認できます。
≪骨造成≫
インプラントの見えている部分と唇側の骨吸収を補うため、
骨代用物質でボリュームアップさせています。
矢印の部分を骨代用物質で骨造成しています。
≪インプラント埋入後確認レントゲン≫
天然歯と平行にインプラントが埋入されています。
骨造成後、粘膜を縫合した状態です。
上唇小帯が高い位置に付着していたので、
粘膜反転前に レーザーで小帯切除を行いました。
小帯が高い位置に付着していると、
粘膜の治癒不良を起こします。
オペ後
矢印の部分が 小帯切除した部分です。
全く痛くなかったそうです。
≪歯科用CT画面≫
右側中切歯部位
インプラント埋入前 インプラント埋入後
矢印の部分に骨造成した部分が
確認できます。
右側削切歯部位
インプラント埋入前 インプラント埋入後
矢印の部分に骨欠損が確認できます。 矢印の部分に骨造成した骨代用物質が
確認できます。
3ヶ月後 、歯肉を移動させインプラントに仮歯を装着します。
後日また報告しますね!!
2009年9月17日
途中ですが...
昨年から 治療中の患者さまです。
とりあえず、下顎にインプラントを抜歯即時で入れたので
途中経過を...
仕事上 上の前歯には装置が付けられない為、
マウスピースの矯正 インビザラインで治療したいとのことで
下顎が揃ってから治療開始としました。
下顎の矯正には 痛身が少なく、スピードの速い デーモンを使用することとなりました。
まず、下顎を整列させ その後 上顎を矯正開始していくことに。
≪初診≫
右側に金属で固定されたブリッジが見え、その下に残根が歯肉に埋まっています。
左上の上顎の奥歯が欠損しており、右下に残根とブリッジが確認できます。
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≪矯正開始時≫
下顎の装置(デーモン3)をセットし、とオルソインプラント(矯正用インプラント)を埋入した状態です。
下顎に矯正装置がセットされ、下顎前歯部&右下臼歯部(画面の左下)に
オルソインプラント(矯正用インプラント)が埋入されています。
オルソインプラントを使用し、挺出した下顎前歯と右側臼歯部を圧下させ
下顎咬合平面を再構成させます。
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≪インプラントオペ前≫
下顎のアーチフォームが綺麗に再構成されてきているが、
左側(画面の右側)の臼歯部位置関係がまだ治っていません。
この欠損部位にインプラントを埋入し、さらに位置関係の改善を行っていきます。
歯牙のパラレリングが改善しているのが確認できます。
左側(画面右下)の欠損部のスペースが広いのが確認でき、
この部位にインプラントを埋入していきます。
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≪インプラント埋入後≫
左下(画面右側)に2本インプラントが埋入されました。
インプラント間の歯牙を近心(画面下方へ)に寄せるため
下のインプラントから離れ、上のインプラントに近接して埋入。
上のインプラントは頬側に角化歯肉が少なかったため、側方弁移動を同時に行っています。
レントゲン画像上で 天然歯に平行に埋入され、
右側のインプラントが天然歯牙に近接しているのが確認できます。
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≪歯科用CT画像≫
『左側第一小臼歯部インプラント埋入前』
歯槽骨内に残根が確認できます。
『左側第一小臼歯部インプラント埋入後』
残根が抜歯され、左上の画面で舌側皮質骨上にインプラントが埋入されているのが確認できます。
『左側第一大臼歯部インプラント埋入前』
インプラント埋入に際し、幅は狭いが 高さは十分あります。
『左側第一大臼歯部インプラント埋入後』
高さがあるため、十分な幅の部分まで歯槽骨頂を削除し 埋入しました。
二ヶ月後に仮歯を装着し、さらに歯列の改善を図り
下顎矯正終了後、上顎をインビザラインにて矯正を開始していく予定です。
後日、また報告させていただきますね!!
2009年9月11日
やはり、神経を取ると...
以前、 受け口を矯正治療で治し 歯のない部分(欠損部分)を
インプラントで治療された患者さまです。
ところが、久し振りの来院の際に
『先生 何だか右下の歯肉が腫れているの!!!』
とのこと。
ま、まさか!!!!
思い浮かべたのは 『歯根破折』
なぜなら、約2・5年 矯正治療をしていた際に 何もなく
とくに 歯周病患者さまでもなかったからです。
そして、もともと受け口でしたので 最後臼歯に対しての
『オーバーロード(過重負担)』
が起きていたのでは?との 想像からです。
術直後の写真
画面の右上・右下に維持・安定して機能しているインプラントが確認できます。
今回の破折歯牙が左下の矢印の部分にあります。わずかな透過像は確認できますが、
失活歯(神経を取った歯)なので これぐらいなのかと...
メンテナンスの際来院時
通常のレントゲンを撮影してみると 矢印の部分の骨が消失し
黒い影が確認できます。この時点では 根の治療を行えば残るかなと...考えていました。
歯科用CT画像
明らかに怪しかったので CTを撮影してみると、最後臼歯の根の周りの骨が吸収し
全体的にぷらぷらな状態になっていました。
この状態では根管治療を行ったとしても 保存不可能 抜歯を説明し
今後の治療計画を立案・提示し インプラント治療を行う事にしました。
終了前に 歯科用CTがあれば わずかな変化が確認できたかもしてません。
歯根破折歯
抜歯してみるとやはり 歯根が破折していました。
そして、根の周りを肉芽が覆っていました。
インプラントの初期固定が得られないため 今後、約3カ月 骨の治癒を待ち
インプラント修復へと向かっていきます。
この部位のブリッジは 矯正治療終了後 当院で入れたもので、5年保証の期間内
まだ 2年半しか経過していないため 差額分のみの治療費で
インプラント治療を行わせていただく事になりました。
当院では、全ての自費治療に関し5年保証を付けております。
ご安心を!!!
治療終了して 1年もしないうちにトラブルがあっても、また 同じ金額を請求する
病院もありますので ご確認を!!!!!
年明けに 治療結果をご報告させていただきます。
2009年8月24日
AOIS 09、8月例会
今日は 診療後 浅草で
2月に1度の AOIS 8月例会がありました。
今回は
『インプラント解剖学 -臨床医が知らなければならない7つのチェックポイント-』
という演題で
東京歯科大学解剖学教室 准教授 阿部真一先生
によって行われました。
インプラント治療は骨に対する処置ですが、その骨の内部や周囲には
多数の動脈・静脈・神経が走っています。
そこで、7つのポイント
1.顎骨特有の吸収のしかた
2.下顎管・オトガイ神経の走行
3.舌動脈・舌下動脈
4.切歯孔・切歯管
5.上顎洞・上顎洞粘膜
6.翼突静脈叢
7.神経損傷の治癒のしかた
について、解説がありました。
スライドで それぞれのポイントに沿って検体を実際に提示、
人体をマンションのようにたとえ 非常にわかりやすく 吸収しやすい内容でした。
従来、解剖の話となると解剖の本や図・写真を示される方が多いのですが
日々 臨床で接している生の人体と同様の構造をいろいろな方向から
見ることができ、貴重な体験がえられました。
是非、東京歯科大学解剖学教室の阿部先生の講演が
またどこかで行われることがあれば、参加したいですね!





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