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矯正歯科治療について
昨今、Intra Oral Scaner(IOS) :口腔内スキャナーの普及により、マウスピース(アライナー)治療が世間一般に普及してきました。
が、皆さんご存知ですか?
マウスピース矯正が出来るから、矯正が出来る矯正医 とは限りません。
基本、ブラケット装置を扱える歯科医師でなければ、なんちゃって矯正が出来ているように見せられる一般歯科医師であると言うことを・・・
本来は、長い年月 矯正歯科にて、フルタイムで勤務し、検査、診断、数多くのワイヤーベンディングのトレーニングを受け、矯正指導者の元で学んで、初めて様々な患者を扱える矯正医となります。
大学の矯正歯科の医局に入るのが一番手っ取り早いですが、患者を多く診る事が出来ないのが現状です。
独り立ちするまでに時間がかかります・・・
開業医の矯正歯科医院や、月2回 一般歯科にアルバイトに来ている矯正医に診てもらうケースが増えているからです。
何を隠そう、私は大学院に入りたかったのですが、2年待ち・・・
ですので、大学の同門会長のクリニックに丁稚奉公で、勤務・・・
1年目は材料費を支払い、2年目3年目は無給状態。
今であれば、労働基準でアウトですね!
1年目はワイヤーベンディングのトレーニングを朝から晩まで。
実際の患者に見立てたワックスの中にセットアップされた金属の歯を、実際の患者を参考に配列(並べて)し、治していくというトレーニングを何症例もこなし、師匠から許可がでて、初めて患者デビュー
また、空いた時間や診療後には、初診で来られ、矯正検査した患者のレントゲンのトレース
こう言った下積み、教育・勉強を経て、大学生時代には学べなかった矯正治療の実際を学んでいくのです。
そして独立❣️
独立時、アメリカ本土 矯正の本流に短期留学しアップデートし学んで来ました。
矯正医が憧れる、矯正の教科書に出てくる伝説的な教育施設!!!!!

師匠が日本代表、そのままを治療でおこなっていたので、私には復習でしかありませんでした。
センターのサングラスの上、色白の白Tシャツが 当時28歳の私です・・・若い!

その後、舌側矯正を学び、2006年日本に上陸したマウスピース(アライナー)矯正の始めの頃の資格保持者となりました。
当時、アラインテクノロジー社はきちんと矯正歯学を学んだ矯正医にしかライセンスを発行していませんでした。
勿論、私も面接・書類審査を受けライセンスを発行してもらいました。
が、シリコン印象でやり取りをするため、その煩雑さを嫌い あまり普及しませんでした。
そりゃそうです。矯正医はシリコンで精密に印象を採得することが苦手であったためです・・・
2017 アラインテクノロジー社はアイテロという口腔内スキャナーを販売し始めます・・・
ここから一気に今までの厳しかったレギュレーションを緩め、一般歯科医に販売していくことになります。
そのため、なんちゃって矯正医である一般歯科医師が増えてきました。
もちろん中には、勤勉な一般歯科医師もおり、そのタイミングで臨床の矯正歯学を学び始めた者もおりました。
が、大多数はなんちゃって!です。
矯正治療を考えられている方は、ちゃんと表のワイヤー矯正ができる歯科医師なのか
確認をとってから治療を受けることを、強く勧めます。
最近、特に矯正治療のセカンドオピニオンが増えてきていますので・・・
インプラントできない!とか、矯正できない!とか・・・
ちゃんと卒後、開業する前・した後アップデートしていますか?
って感じです・・・
◯◯歯科・矯正歯科・・・と記載のあるクリニック。
ちゃんと専門の矯正医が月 何回診療しにきているのか?
マウスピースばかり勧めてきて、ワイヤー矯正のデメリットばかり話して
マウスピース矯正の押し売りしてくる歯科医院、多くないですか?
矯正装置には、メリット・デメリットそれぞれあります。
全ての矯正装置に精通していて、しっかり説明してくれるクリニックを選択してください!