インプラント

インプラントで
しっかり噛める実感を
インプラント
「人工の根を骨に埋め込む」という方法です。手術の必要がありますが、他の歯を傷つけることなく、自分の歯と同じように咬むことができるのが特長です。
ただし、インプラントを埋め込めるだけの、骨の厚みがあるかなど、患者様の体質により、向き不向きがございますので、問診、検査が必要になります。
また、保険がきかないために自費治療となり、費用面での負担がかかってしまうことも事実です。当院では、できるだけ解りやすくご説明させていただき、カウンセリングを通して、患者様にご納得いただいた上で、治療を進めていきますのでご安心ください。
しっかりと噛める
インプラント治療
当院のインプラント治療
当院では、一般的なインプラント治療だけでなく、患者様の負担をより少なくすることを考えた治療をおこなっています。
安心・安全なインプラント手術を受けていただけるように設備や歯科素材を充実させ、術後のメインテナンスも徹底することにより、大切なインプラントと総合的なお口の健康をお守りいたします。
下記の内容も含め、クリニカルコーディネーターが説明をしっかりさせていただき、ご納得いただいてから治療にあたります。
ストローマン社製インプラントを使用

精密部品を50年以上に渡り、数千分の一ミリ単位で許容誤差を管理し、開発・製造工程の改善を繰り返した“スイス ストローマン社”が誇る品質は、長期に渡る治療の成功をもたらし、患者様のための確固たる礎となります。
ストローマンインプラントは、ITI学会(International Team for Implantology/インプラント学のための国際チーム)の医学的理論に基づいた研究と助言により開発されておりインプラント表面が特殊な構造のため、約6週間~12週間で骨がインプラントに結合するなどの特徴を持っています。
専用ソフトで手術のシミュレーション
外科処置を適切におこなうことは、インプラント治療を成功させるための大切な要素のひとつです。当院は「コンピュータガイデッドサージェリー」を取り入れています。
CTのデータと口腔内のスキャンデータをもとにしたデジタルシミュレーションをおこない、シミュレーションどおりの施術をおこなうためのガイドを使ってインプラントを正確に埋め込むことで、インプラント治療を成功に導きます。
IOS(口腔内スキャナー)でデータ抽出

IOSは、Intraoral Scannerの略であり、日本語では口腔内スキャナーと呼ばれる機器です。
インプラント治療はデジタルとの親和性が高く、IOSのデータとCTのデータを重ね合わせることで、インプラントの埋入位置をシミュレーションできます。
デジタルワックスアップにも対応

口腔内を専用のスキャナーでスキャンしたり、歯型をとって作った石膏模型をスキャンしたりすることで、口腔内をデータ化してパソコンに取り込めるようになりました。取り込んだデータをもとに、パソコンの画面上で歯の形を自由に変えられるのがデジタルワックスアップです。
デジタルワックスアップの登場により、いくつもの治療パターンを簡単に作れるようになったり、歯の形の修正をマウスで瞬間的にできるようになったりしたことで、術前の診断が簡単にできるようになりました。
骨が薄くインプラントができないと言われた方もご相談ください

生まれつき、あるいは怪我や加齢によってあごの骨が薄くなっている方は、インプラントの固定ができないため治療が難しくなります。しかし、絶対に治療ができないわけではありません。インプラント治療の準備として、あごの骨に関するさまざまな処置をおこなうことによって治療に対応できる場合もあるので、ぜひ一度ご相談ください。
GBR法(骨誘導再生法)
GBR法とは、Guided Bone Regenerationの略であり、日本語では骨誘導再生療法と呼ばれている治療方法です。
むし歯や外傷によって歯が抜けてしまったり、歯周病などが原因で歯槽骨が痩せてしまったりして、インプラントの埋入に必要な骨幅や高さが足りない場合に採用されます。
歯ぐきを剥離して骨を造りたい箇所に骨補填材または粉砕した自家骨を入れ、骨の再生を促すというものです。
診療前の注意点
- 自費治療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 移植した骨が感染を起こすことがあります。
- 術後に強い痛みや腫れがあらわれるリスクがあります
- 喫煙者の方、糖尿病の方は手術のリスクが高まるため、慎重に検討する必要があります
サイナスリフト
サイナスリフトとは、上あごの骨にインプラントを埋入できるだけの高さがない場合に、小鼻の脇にある上顎洞の底部に骨補填材を埋入して骨再生をおこなう方法です。上あごの骨の厚みが8mm未満の場合や、骨を補わなくてはいけない場合に適応します。
診療前の注意点
- 自費治療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 身体に大きな負担がかかり治癒にも時間がかかる治療であるため、慎重に検討する必要があります
- 外科手術の範囲が広く、サイナスリフトとインプラント埋入を分けておこなう2回法では治療期間も長引きます
ソケットリフト
ソケットリフト(上顎洞挙上術)は、サイナスリフトと同様に骨補填材を入れて上あごの骨再生をおこなう治療方法です。増やすべき骨量が比較的少ない場合にはソケットリフトを採用することで、インプラントの埋入と骨造成を一度におこなえます。インプラントを埋入するための穴から骨補填材を入れるため、傷口が小さく済むこともメリットです。
ただし、上あごの骨の厚みが8mm以上ある症例にのみ適応します。
診療前の注意点
- 自費治療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 部分的に骨を作るものであるため、サイナスリフトよりも範囲が限定されます
- 患部を直接確認できない環境で治療をおこなうため、実際の挙動を確認できないことがあります
インプラント治療の流れ
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Flow01カウンセリング
当院のインプラント治療は一度埋入したインプラントを一生使っていただけることをコンセプトに十分な診断、理解、適切な治療に重点を置き行っております。まず初診来院時には、問診表にご記入いただき、検査とカウンセリングを行います。歯を失った状況や、インプラントでどういった回復を求めているかを十分患者様から伺います。
また、インプラント治療インプラント治療についての説明や治療の流れを説明し、患者様のインプラント治療に対する理解を深めていただきます。 -
Flow02検査
検査については、全体の咬み合わせを把握するために歯型を取り、模型を作製します。
その上で、インプラント治療をする部位に十分骨があるか、骨を作る治療を必要とするか判断するために断層エックス線写真を撮影します。患者様によってはより詳細な顎の骨の状態を把握させていただくためにCT撮影をさせてただくことがあります。
また、重度歯周炎の方についてはリスクの判定および除去のために、インプラント治療後にインプラントが一生使えるようにしていただくことを目的として細菌検査(PCR)も行っております。 -
Flow03診断結果・治療計画のご説明
上記の検査結果を基に診断を行い、インプラントを埋入する部位、骨量、骨密度、本数、インプラント埋入時に骨を作ったり歯肉を作ったりする必要があるかなどについて、患者様により詳しい治療計画のご説明を行います。
さらに、必要に応じて、治療後のシミュレートとして最終的な被せ物を作った模型を用いて、見た目で治療を理解していただくこともあります。これらの説明を行った上で、インフォームドコンセント(十分な説明を理解)が得られてから治療を開始します。 -
Flow04術前検査・治療
インプラント治療をしない部位であっても他の歯に虫歯があったり歯周病にかかっていたりすると、せっかく打ったインプラントも長持ちしません。
当院の特徴としてはインプラント治療の前に微細な虫歯を見逃さないためにレーザー式歯面状態認識装置(ダイアグノデント)を、また歯周病に関して歯石の付着や歯槽骨の形態を確認するためにデジタルエックス線写真を用いて詳細な検査を行っております。
またインプラント治療にはインプラントを支える骨が非常に重要です。虫歯治療や歯周病治療を行った上で、必要に応じてインプラントが長持ちするよう骨を作ったり、歯肉を作ったりする処置を行うことがあります。 -
Flow05インプラント埋入手術
インプラント治療は人工歯根(フィクスチャー:ネジのようなもの)を顎の骨の中に埋め込むことから始まります。手術方法には1回法と2回法がありますが、どちらの治療法を選択するかは、お口の中の状態によってよりよい方法を選択することになります。一般的には1回法が主流となっております。
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Flow06治癒期間
最短で6週間から8週間ほど待ちます。
この期間中は仮歯を入れて治癒を待ちますので、日常生活に支障がありません。ただし、埋入する部位、骨量、骨密度、埋入時の初期固定の程度、骨の造成の有無により下顎で3ヶ月、上顎で4~6ヶ月骨が熟成するのを待つ場合もあります。また、前歯部などの審美部位は仮歯を入れ調整しながら歯肉の形態を作り上げていきます。 -
Flow07上部構造の印象
1回法の場合は、粘膜上に出ているヒーリングキャップ(マンホールの蓋の様な物)を外し、印象用キャップを入れ形取りします。2回法の場合は、粘膜によって隠れているインプラントを簡単な外科手術で出しヒーリングキャップをセットし粘膜が治癒するのを待ちます。この際、奥歯であれば手術中に上部構造の印象をし、粘膜の治癒期間中に上部構造を作製します。
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Flow08上部構造のセット
上部構造が出来上がったら、咬みあわせやデザインのチェック、色のチェックなどを行い、患者様に納得いただけた時点でセットいたします。
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Flow09定期健診(メインテナンス)
インプラントは虫歯にはなりませんが、周辺の歯肉に影響を及ぼす場合があります。(インプラント歯周炎)
その予防として重要なことが治療後の定期健診です。当院では患者様によっても異なりますが、一般的に3ヶ月に1回のペースで定期健診を行います。
内容としては、インプラント治療をした歯はもちろん、他の歯の虫歯や歯周病のチェックに始まり、歯ブラシ指導、全体的なお口の中の清掃といった予防的な処置に重点を置いて行います。
チェックの際に虫歯や歯周病が発見された際については、再度、虫歯や歯周病治療を行います。全てはインプラントを一生使っていただけることをコンセプトに行っております。
インプラントの症例紹介
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インプラントの詳細情報
診療前の注意点
- 自費治療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 深く進行したむし歯には適応できない可能性があります
- 咬み合わせの具合や経年劣化によって割れる・欠ける症例が報告されています
インプラント以外の
歯を補う方法

インプラントにはさまざまなメリットがありますが、外科的な治療に苦手意識がある患者様からは、インプラント以外の治療の選択肢はないかというご質問を多くいただきます。
当院では、失った歯を補う治療方法として、入れ歯(義歯)治療にも対応しています。
インプラント治療後も
予防をしっかりと

インプラント治療は、インプラントの埋入に成功したらおしまいではありません。
天然歯と同じように咬む機能を取り戻せるインプラントは、機能的にも審美的にも優れた治療方法です。しかし、インプラント周囲の総合組織も、アフターケアをを怠ると歯周病と同じような状態に陥ってしまいます。天然歯と同じく、インプラントもセルフケアと歯科医院でのメインテナンスを徹底する必要があるのです。
当院では、インプラント治療をおこなった患者様には3ヶ月に1回のペースで定期メインテナンスをお受けいただいております。