歯科用CT・マイクロスコープ
歯科用CT
歯科用CTとは

従来のⅩ線撮影装置では不可能だった、患者様の3D立体データを高精度に得ることができます。
インプラント治療、抜歯、歯周病、矯正歯科治療など、精密な技術を要するものには、精密な検査が必要です。しかし、従来のレントゲン写真で得られる情報量には限界がありました。そこで当院では、3D(三次元)の立体画像を得られる歯科用CTを導入することにより、見えなかった部分を容易に確認することができるようになりました。より正確で、より安全な診断を行うことが、治療の確実性を高めることにつながります。
当院の歯科用CTの特徴

撮影は服を着たままで簡単に
医科用のCTのように閉所に入ることなく、オープンな空間で撮影でき服を着たまま座った状態で撮影します。
患者様にあわせて、高さ調整が可能で、車椅子の方もそのままで撮影ができます。
撮影時間は約10秒です。
被ばく線量が少ない
被ばく線量を比較した場合、医科用CTによる頭部撮影に対し、当院で導入しているプロマックス3Dはかなり少なくなっており、安心して撮影を受けていただけます。
歯科用CTを使用するメリット
- Point.01治療の安全性確保
- 幅広く歯科治療に応用することができ、正確な審査・診断により、治療の安全性を高めます。
- Point.02患者様の負担軽減
- 従来のインプラント治療では、インプラントの土台となる顎の骨(歯槽骨)の状態を確認するために、骨のうえの歯肉を剥がして直接確認する場合もありました。しかし、CTの導入により、事前に顎の骨の状態を確認できるため、患者様の負担が少なくなりました。
- Point.03時間の短縮
- CT導入以前は近隣のCT撮影センターまで撮影に行っていただいておりました。そのため、日数も手間もかかっていましたが、院内にCTを導入したことにより、わずか数十秒での撮影が可能になりました。つまり 患者様が他の医療機関にわざわざ出かける必要がありません。
- Point.04わかりやすい治療説明
(インフォームドコンセント) - 治療する部位を立体的な3D画像でお見せすることにより、どこを、どのように治療するのか、視覚でしっかりと認識することができ、安心して治療に臨んでいただくことができます。
歯科用CTでできること
従来のⅩ線撮影装置では『見えなかったものが見える』『わからなかったことがわかる』など、歯科用CTは以下のような治療において安全性、確実性を向上させることができます。
- インプラント術前検査
- 歯周外科術前検査
- 智歯抜歯術前検査
- 顎関節検査
- 矯正歯科治療術前検査
- 根管治療術前検査
- 口腔外科術前検査
当院では『CT撮影のみ』も可能です

他の歯科医院に通院している方で、歯科用CTで撮影した三次元画像が必要な方には、CT撮影のみも行っております。
撮影した画像は、CD-ROMなどのメディアでお渡しいたしますので、その場でお持ち帰りいただけます。
上顎洞も十分確認できますので、耳鼻科用でも使用できます。
【CT撮影は保険が適用されません。撮影費用の目安は15,750円(税込)程度です。】
マイクロスコープ
マイクロスコープとは

当院では治療部位を20~30倍に拡大できるマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を導入しています。
虫歯の感染箇所を最小限で削る、肉眼では見えづらいような歯の奥の暗い部分までしっかりと見通せるようにする、被せ物や詰め物などの補綴物を入れる際のわずかな段差を無くす、などさまざまな治療に活用可能です。
マイクロスコープを使用するメリット
- Point.01治療の精度が高くなる
- マイクロスコープの拡大率は、人間の肉眼のおよそ20倍です。マイクロスコープを治療に取り入れることでより繊細な作業が可能となり、クラウンなどのクオリティが高まります。
また、歯を削る、被せる、接着するなどの行為の精度も上がるので、歯の寿命が延ばせます。 - Point.02経験や勘に頼らず
治療できる - マイクロスコープを使わない従来の歯科治療は、直接観察することが難しい箇所の治療の際はドクターの経験や勘に頼らざるを得ない部分があり、やや確実性に欠けていました。
歯科用マイクロスコープの登場により、現在は肉眼では確認しにくい箇所まで確実に捉えることが可能となり、治療の精度・成功率が向上しています。 - Point.03歯を削る量を抑えられる
- マイクロスコープを使えば、「歯を削る必要のない箇所」と「歯を削る必要のある箇所」を緻密に確認することが可能です。歯を削る量を抑えて健康な部分を最大限残せるので、歯の寿命が延ばせます。
- Point.04症状の原因を確定できる
- マイクロスコープによって歯を内部まで詳細に確認すれば、症状の原因が具体的に特定できることが多いです。肉眼では見えないところに感染箇所が残っていて、何回治療しても痛みや腫れが引かないようなケースも、マイクロスコープによって解決できます。
- Point.05画像・動画を撮影可能
- マイクロスコープには撮影機能が搭載されています。どのような状態から治療をスタートし、治療によってどのように仕上がったのか、治療前後の様子を写真・動画で確認することが可能です。
また、口腔内の状態を参考に、歯の健康を長く保っていくためにするべきことなどのアドバイスも行います。
マイクロスコープと肉眼の視野の比較
マイクロスコープの強みは、なんと言っても「肉眼の20倍に視野を拡大できる」ことです。
根管(歯の根の中)などの難しい部位の治療が失敗しやすい原因のひとつは、細菌に感染している箇所を把握しきれずに取り残してしまうことです。マイクロスコープを使って歯の内部の状態を詳細に確認すれば、感染箇所の見逃し・取り残しを防げます。
以下の画像をご覧ください。
1万円札の「同じ部位」を肉眼とマイクロスコープで見た際の視野の比較です。マイクロスコープを使うことで、治療の精度がどれだけ向上するのかは一目瞭然だと思います。


マイクロスコープを使用することで、これまでとは全く違った、細部に至るまでしっかりと見た上での正確な治療が可能になったのです。
治療の質を高める設備を他にもご用意

当院では、患者様にできるだけ負担が少ない状態で、落ち着いて治療を受けていただけるよう、新しい設備を積極的に導入しています。
中には、周辺エリアでは導入実績の少ない機器も取り入れておりますので、「できるだけ質の高い治療を受けたい」とお考えの患者様にも安心していただけると思います。
当院の設備は以下のページでご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。